7月4日に週間ヤングジャンプが発売されて、キングダムの最新話が公開されましたね。
2年連続で李牧に大敗を喫し、軍資金も兵力大打撃を受けて、もはや中華統一を諦めないと亡国の危機に迫ろうかという状況ですが、秦王/嬴政は諦めずに命を懸けてでも作戦を練り直せと軍司令である昌平君に命じて、出した答えが『三つの柱による戦争改革』
一つ目は『戸籍作り』にによる兵力(人口)把握と徴兵令、二つ目は才能ある武将を大将軍の手前まで大抜擢し、秦軍全体の軍容を大きくする『軍の編成改革』
二つ目の柱に大抜擢された信、蒙恬、王賁は咸陽に呼ばれ、昌平君からの指令を受けます。
その中で信は騰軍10万との連合軍を組んで韓を討ち滅ぼせとの指令を受けて終わった前回。
そこで出てきた昌平君の答えである戦争改革に向けた三つの柱の内、二つ目までの柱の内容が分かってきた前回の続きとなる802話が早くも気になっている人も多いのではないでしょうか。
そんな前回からの続きとなるキングダムの最新話802話の考察をさせていただきます。
当然ながらネタバレが含まれることをご了承ください。
尚、この記事は以下の内容を引用し作成しております。
尚、以下の内容は原作を再現したものではなく、個人の考察を含めた記載のため、原作の記載と一致しない部分があることご了承ください。
キングダム802話の考察!
802話の概要としては、1つ目の柱である『戸籍作り』、2つ目の柱である『軍の編成改革』の内容を知らされた人たちの想いが描かれているかと思います。
戸籍作りにおいては李斯と昌文君の口論と先を見据えての覚悟、軍の編成改革においては渕さんに対する皆の想いと渕さんの覚悟が見どころではないかと思います。
そして個人的には不意を突かれた感じの王翦達の登場による、今後に期待の辛勝の登場も見どころでは無いかと思います。
そして気になる三つ目の柱は・・・
それでは一つ一つ考察していきたいと思います。
キングダム802話考察!/バタ狂う咸陽
1年で秦国民の戸籍を作るというとてつもない指令にバタ狂う咸陽の文官達。
それぞれに担当範囲を決められて戸籍作りに奔走している様ですが、やはり1年という期限は大変な労力を強いられます。
そんな中、財政を担う李斯にとっては、今回の昌平君の1つ目の柱である戸籍作りには、各地を管理する文官の派遣にかかる費用は相当なものになるので、財源確保が悩みの種。
なんの知らせも無く突如降りてきた無茶振り施策に、それは愚痴の1つも言いたくなりますよね。
でも、本人は愚痴では無く楽しんでいると言っている李斯が憎めないやつに見えたのは私だけでしょうか。
キングダム802話考察!/令和じゃパワハラ?昌文君
今回の施策の重要さを伝えながら愚痴る李斯をなだめつつも、李斯と口論する昌文君。
仕事を任された文官が何やら昌文君に報告しかけますが、『やかましい』と話しを聞いてくれない様子。
この令和のご時世だと『部下が報告しているのに上司が効く耳持ちません』とパワハラで訴えられるかもしれませんねw
キングダム802話考察!/李斯の覚悟
李斯は昌平君の無茶振り施策に対して三日かけて計画書を作成。
決められた期限となる1年間でやり切るために逆算して日々の作業量を考えると、出てきた答えは過労死しそうな仕事量。
こちらも令和のご時世においては問題になりそうな結果ですが、そんなことは中華統一という夢に向かっての仕事だからと気にする気配はありません。
むしろ昌平君が立てた三つの柱の内、1本面の柱は文官、2本目は軍が担うものであり、与えられたタスクは命がけでもやる覚悟の李斯。
中華統一による法治国家を目指す李斯だけに、仕事にかける情熱は生半可なものでは無いですよね。
そんな仕事に熱い男になりたいと思いつつ、気になるのは高齢の昌文君。
ここぞという時の模擬戦では夜通しやっているので、最後には鼻血を出して倒れる昌文君ですが、今回ばかりは1年間寝る間も惜しんでの作業となるので、鼻血どころでは済まない気がしているのと、この戸籍作りが終わった後の、昌文君の死亡フラグがたっていそうでならない自分がいます。
キングダム802話考察!/大事の中の小事・・・からの大事
燕の太子が秦燕同盟に向けての人質として秦に来朝していたものの、何を思ったのか、燕の太子は秦を脱出してしまってます。
この勝手な判断をせずに、嬴政との過去の繋がりを大事にして、何か相談していれば、燕太子もあんな企みをせずに、あんな事にはならなかったのかもしれません。
この話ははまだまだ先になりそうなので、ネタバレといいつつ、この部分のネタバレは控えておきます。
伏線回収を楽しみに待ちましょう。
キングダム802話考察!/敗戦後の王翦軍
咸陽から場所は変わって閼与。
敗戦後に巻き返しを図りたい王翦含め、生き残った兵達が、この閼与に集結しています。
兜を脱いでも仮面は外さない王翦のもとにやってきたのが、漢の中の漢であるカンサロから解放された、倉央と糸凌。
倉央も断りも無く軍を離脱したことで処罰を受ける覚悟でしたが不問とのこと。
王翦からしてみれば、ここで戻ってきてくれた倉央を糸凌を処分してしまうと、更なる王翦軍の弱体化につながるので、当然と言えば当然な気もしますね。
さりげなく、不死身の千人将である山秀も生きていたのは嬉しい限りです。
キングダム802話考察!/ここで登場する辛勝
亜光や田里弥が死亡して側近を失った王翦のそばに仕える五千将の辛将。
5千将だからか少し若い印象を受けますが、どこか大物感を感じてしまいませんか。
この辛勝は後に王翦と共に活躍を見せる、記録が史実に残っている武将です。
もっといかついおじさん将軍を想像していたのですが、予想と真逆のイケメン若者五千将でした。
これから辛勝の活躍に期待したいと思います。
キングダム802話考察!/王翦の自信
無断離脱を不問とされた倉央が咸陽の状況(昌平君の三つの柱)を報告する中で、李牧には弱点があり、その弱点を突けばいつでも倒せたというような発言をする王翦。
倉央は番呉の戦いであっけなく敗れてしまった自分達(王翦軍)だけに、王翦が言う李牧の弱点やら、十中十勝などという発信は、説得力も無く虚しく感じている倉央。
王翦自身も倉央の考えを否定しないだけに、負け犬の遠吠えではなく、絶対的な自信があるようです。
キングダム802話考察!/五千将の渕さん
二つ目の柱で五千将に出世した渕さん。
その話を聞いた途端、五千将は将軍の手前であり、武功を上げていない自分が五千将になるのはお門違いであると信に訴えます。
確かに大きな武功は無いものの、渕さんが戦の最中や戦が終わった後でも、隊をまとめてくれたお陰で、自分が思う存分暴れることででき、多くの武功を上げてこれたとに感謝の意を表する信。
ボスを支える参謀として認めてもらえた渕さんは、大所帯となる飛信隊にてより一層軍をまとめ上げていくことを誓いつつ、二人目の将軍となった羌瘣に続く、飛信隊生え抜きの将軍になる覚悟を決めます。
渕将軍・・・・
信も言う様に、亜光などの将軍と比べると見劣りしてしまうので、将軍になったところが想像しがたいですね。
キングダム802話考察!/韓は強敵
韓攻略は極秘情報ということで、次に攻める国を尾平から問われても答えない信。
咸陽で韓攻略についての話を聞かされた際に、一国を滅ぼすことは容易いことではなく、未知なる領域でもあるので、心してかかる様に、犬猿の仲の王賁から伝えられて、何か思うところがありそうです。
韓非子を秦に迎え入れる為に韓を訪問した際に、韓の民から手を振られたことを覚えており、その民の国を奪うということに少し戸惑いを感じている様に思えたのは、個人の勝手な想像が強すぎるかもしれませんね。
ここで802話は終了となります。
あれ?三つ目の柱は?
と焦らされて先の話が気になるところで、また次回を楽しみに待ちましょう。
キングダム802話の事前予想
これより先は801話が公開される前に、管理人が事前に内容を予想したものになります。
微妙にヒットした部分、大きく外した部分、まだまだ先の話になりそうな部分がありますので、予想内容に対して結果がどうだったかも見ながら楽しんでいただけたらと思います。
キングダム802話事前予想/戸籍作りを任された李斯達は?
昌平君が考え抜いて三つの柱を説明する際に人払いしたので、李斯や馮却(ふうきょう)、肆氏(しし)らの文官達は昌平君の進言内容を知りません。
昌平君が現れる前は李斯と馮却は中華統一を諦めざるを得ないと言っていたのですから、昌平君の三つの柱を聞いてすぐに「はい、喜んで」と指示された戸籍作りに取り掛かるでしょうか。
一つ目の柱で戸籍を作り朝廷で管理をし、二つ目の柱で軍事編成をしたとしても、結局は戦を進めることになり、膨大な物資が必要となるので、資金不足が解決されていないと反対するのでは無いでしょうか。
そこで反対する李斯達を納得させるための三つ目の柱の内容が明かされるのではないかと予想しています。
キングダム802話事前予想/昌平君の三つ目の柱は情報戦の改革?
3つ目の柱は戦のあり方を変えるというもの。
戦は個の武力から軍の武力へ、軍武力のみならず策を用いるという流れが出来ており、その策を見事に使い切る天才李牧に対しては、軍に用いる策とは別の物が必要ということで、情報戦により軍を展開出来ない様な策も必要になることを説くのではないでしょうか。
秦は合従軍の時もそうですが、情報戦においては弱小国の韓よりも劣っている印象を受けましたが、それ以降、間者を使って情報をいち早く取り入れる様にしていることからも、情報が軍の策を超えることがあることに気付いたのではないでしょうか。
そうする事で戦を早く終わらせて、資金や物資を極力抑えることを説き、戦を続ける事に反対していた李斯達を納得させるのではないでしょうか。
武人である昌平君にとっては、武人の誇りがあり、文官や間者に戦の主攻を任せるのに抵抗があったかもしれませんね。
キングダム802話事前予想/趙攻略の新たな作戦は?
戦争改革ということで掲げた昌平君の三つの柱の1つである情報戦(←あくまで予想です)。
趙を滅ぼすためには、李牧と司馬尚という強大な敵を排除しないことには武力での攻略は難しく、軍の力とは別の謀略が必要となることも説きます。
その内容は李斯が雇って趙の朝廷内に潜伏している間者の姚賈を使って、李牧失墜を狙う郭開を利用するというもの。
ここにきて799話において郭開のもとで不穏な表情を見せた姚賈の伏線回収が始まるのでは無いかと予想しています。
キングダム802話事前予想/趙攻略のキーマン姚賈が動き出す?
姚賈は過去に郭開の耳飾りが美しく、それを身に着ける郭開のセンスがイケていると郭開をおだてて上機嫌にさせるほどの褒め上手。
今回も郭開を木に登らせるほどにおだてて、郭開に忠誠を誓っていることを見せつつ、李牧の人気上昇により郭開が更迭されることを望んでいないと伝えて、郭開の心を鷲掴みにし、そうならない為にも何か策は無いかと?と郭開から相談を受ける様に仕向けるのではないでしょうか。
キングダム802話事前予想/姚賈は郭開をどう利用する?
趙攻略のキーマンとなる姚賈が郭開をどう利用するかというと、李牧と司馬尚があまりに強すぎるため、秦としてはこの二人に軍を持たせたくないはず。
そこで姚賈はあまりにも強すぎる李牧と司馬尚を趙軍から切り離すために、郭開にあるデマを吹き込みます。
それは自分の知人が敗戦処理後の戦場にて、李牧と司馬尚が話し合いをしている内容が聞こえたというもの。
その内容が『暗君である趙王がいる限り、趙国に安寧の時は来ないので、2人で趙に巻き込まれない国を作ろう』というもの。
前回の二人の会話を聞き損ねたら、上記の様な話にならなくもないのでは無いかと・・・
(私の思い込みが強すぎますねw)
キングダム802話事前予想/謄と録嗚未が咸陽に呼ばれる?
昌平君より謄の10万の軍と一緒に韓を滅ぼせと伝えられた信ですが、総大将の謄が不在なので、これからの韓攻略についての軍略を確認するために、謄が録嗚未を引き連れて咸陽に現れるかに期待したいところです。
というのも、王騎が馬陽の戦いの前に咸陽に呼ばれた姿が忘れられず、王騎の副官を務めた謄が王騎と同じように咸陽に現れたら涙が出るほど感動しそうなので、期待を込めての予想となります。
キングダム802話事前予想/謄軍と飛信隊は韓攻略に向けて出陣する?
遂に韓攻略に向けて出陣するんだ!とワクワクしている方も多いと思いますが、次回ではまだ韓攻略に向けての出陣はまだだと思います。
昌平君が掲げる戦争改革の三つの柱は即興で出来るものではありませんので、韓攻略に必要となる兵力、物資等の調達も時間を要するので、出陣はまだ無いと思われます。
王騎が馬陽目指して咸陽から出陣した様に、天下の大将軍/王騎の副官だった謄大将軍が咸陽から出陣する姿を是非とも見てみたいですよね。
まとめ
以上、7月4日に公開されたキングダム最新話となる802話についての考察と公開前の予想を説明させていただきました。
昌平君から示された1つ目の柱である『戸籍作り』と『徴兵令』に命を懸ける文官の李斯や、二つ目の柱である『軍の編成改革』により五千将に昇格した渕さんの覚悟が見て取れたと共に、秦国自体がワンチームとなって、中華統一という夢に向かって進んでいく姿が見れた回でしたね。
次回はいよいよ最後の柱である『韓討伐』の内容が明らかになりそうです。
そんな次回の販売予定日は7月11日となりますので、それまで楽しみに802話を読み返しましょう。
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