キングダム801話考察と事前予想!二つ目の柱で羌瘣が将軍に!

キングダム
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6月27日に週間ヤングジャンプが発売されて、キングダムの最新話が公開されましたね。

2年連続で李牧に大敗を喫してしまった秦では、国力の著しい低下と中華統一に向けたの策が尽きたことで、中華統一という国家プロジェクトが風前の灯火となってしまった状況において、諦めることを知らない嬴政が昌平君に、次なる策にて大敗の責任を取り返す様に指示して出てきた答えが、三つの戦争改革。

その改革内容が気になるところで終わってしまっていた前話から、二つ目の柱についての内容が明確になった801話。

そんな801話について考察させていただきます。

当然ながらネタバレが含まれることをご了承ください。

尚、この記事は以下の内容を引用し作成しております。

引用元
  • 著者名:原 泰久
  • 本のタイトル:『キングダム 第801話 二つ目の柱』
  • 出版社:株式会社集英社
  • 出版年月日:2024年6月27日
  • 掲載貢:31~49

尚、以下の内容は原作を再現したものではなく、個人の考察を含めた記載のため、原作の記載と一致しない部分があることご了承ください。

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キングダム801話の考察! 

801話の概要としては、2年連続で李牧に大敗を喫した秦は、中華統一を諦めずに進んでいくことを決意している嬴政より、新たな策を検討する様指示された昌平君が、六日間おそらく不眠不休で考え抜いた『戦争改革に向けた三つの柱』の詳細説明。

一つ目の柱は『戸籍作り』ということは前話にて確定していましたので、その詳細内容の説明と、続く二つ目の柱『軍の編成改革』に関しての詳細説明も行われます。

それでは一つ目の柱と二つ目の柱の内容を確認していきましょう。

キングダム801話考察!/一つ目の柱/戸籍作りの効果

広大な土地中国。その中において秦国土の占める割合は大きく、人口も列国の中では楚についで多かったことが想像できます。

人口管理を各城主に任せていた中央政権は、秦国内の人口を正式に把握できていない状況。

城主のサジ加減によって管理されている可能性があるものの、その数が正しいと判断できる材料が無く、城主を信じるしかなかった様子。

この時代は一人っ子政策も無いうえに、記録媒体が竹(竹簡)で、簡単に情報を送ることも難しかったでしょうから、中央が正確な人口を把握出来ていなかったことは否めないところはありますよね。

キングダム801話考察!/郡県制のさきがけ?

秦の始皇帝こと嬴政は中華統一後は李斯と法治国家の建立と共に、中央政権が各地を収める官僚を配置することで、全国を中央政権でコントロールする郡県制を布いています。

今回の戸籍作りと人口の把握を中央政権でやってしまうという発想は、これまでの状況を知る昌文君からすると常識外れの様子。

それでも中華統一という夢に向けては、戸籍作りと中央政権による人口把握が必要兵力を確保する為には欠かせないことを昌平君が強く説きます。

これまで盤上で模擬選を共に行っていた昌文君と昌平君の二人ですが、当時は兵士の数が本当に存在するのか?という疑問は持たずに、単純に必要な兵士の数を用いて模擬戦を行いつつ作戦を練っていたのでしょうね。

キングダム801話考察!/強制徴兵令による軍の復活

人口を把握したのちに行う事としては、把握している人たちに戦に出るように指示する徴兵令という事になります。

信の初陣となる蛇甘平原や蒙驁が20万の軍を率いて韓に侵攻さいた際も農民から兵を募ったことからも、今回の昌平君の提案があるまで、民を強制的に戦に参加させる徴兵令は無かったことが分かります。

そこを中華統一に向けた戦争改革ということで、法により誰でも戦に召集できる徴兵令を作ってしまうというもの。

キングダム801話考察!/半年で30万の軍を復活させる

この2年で趙に大敗し、20万人の軍勢を失ったうえに何も得られなかった秦国。

国庫を開いて戦える限界の期間である15年に対しても後がなくなった秦が巻き返しを図るために、先ずは30万人の兵を更に確保する必要があると説く昌平君。

前回、次期丞相候補の馮却(ふうきょう)や李斯からも失われたものを回復することの難しさや現状を維持することの難しさを説かれた昌文君からすると、この発言は驚愕の数値と感じたのではないでしょうか。

キングダム801話考察!/官民一丸となっての中華統一

徴兵令、太平洋戦争時代には日本でもあった制度でありますが、一般市民からしたら好んで戦地に向かいたいわけでは無いことは、元武官である昌文君も分かっており、強制的に徴兵制度を作ってしまうと、大王である嬴政が恨まれ、各地で反乱が起こることは避けられないと感じている様子。

それを分かったうえでも中華統一という夢に向かって、徴兵令が必要なことであることを民にも分かってもらわなければならないと説く昌平君。

大量の民をコマのように使ってしまう軍総司令として、昌平君の心がどの程度傷んだのかは、クールな表情からは分かりにくい部分はありますが、断腸の思いであった様に感じます。

キングダム801話考察!/暴君のそしりを受ける覚悟の嬴政

合従軍戦で蕞(さい)の人民を奮い立たせ、亡国の危機を救ってもらったことに感謝しつつ、自分が民を奮い立たせることで多くの民の命が犠牲になることに胸を痛めていた嬴政。

今回の昌平君の提案は、蕞の10倍以上の民に対して犠牲を強いることになるもの。

明君であると確信し、これまで嬴政を支えてきた昌文君は徴兵令を施行することで、嬴政が民から恨まれることを恐れて反対しますが、嬴政は中華統一を目指すからには、多くの犠牲を払い、暴君のそしりを受けることも覚悟のうえで徴兵令を受け入れる様です。

この時の嬴政のセリフ

俺は外からも内からも暴君のそしりを受ける覚悟が始めからある

内から?何やら伏線が張られた感じがしたのは私だけではないはず!

ですよね?w

キングダム801話考察!/二つ目の柱/軍の編成改革

801話のタイトルでもある『二つ目の柱』とは軍の編成改革とのこと!

六大将軍の桓騎を失い、続く王翦も大敗し、秦国の武威が失墜した状況で必要なことは失墜した武威の回復。

六大将軍にはまだ早いけれど、その才能をいかんなく発揮し始めた将軍を六大将軍候補の様な形で位を引き上げ、大きな軍容を持たせるというもの。

これまた大胆な発想に驚きつつ、ある願いが近づいていると感じた様な表情を見せる嬴政と昌文君。

キングダム801話考察!/若きプロジェクトリーダー

言わずもがな分かるだろうということで、李信、蒙恬、王賁3人の若き将軍の姿が描かれています。

彼らは軍総司令の昌平君が描く、中華統一へのリカバリー策となる一手に向けて動き出す、若きプロジェクトリーダー。

玉鳳、楽華ともに5万の軍容でそれぞれが指定された土地の守備を言い渡されます。

また、軍容が大きくなるため、それぞれの軍内で長けた能力をもつ者の位も引き上げて将軍とするという人事評価。

大きな仕事に取り組むためには、チームかやグループからより大きな組織となって、細分化されたプロジェクトに対応していく必要があるという、現代社会の会社でも見られる抜擢と出世を感じますね。

玉鳳の出世組は関常と亜花錦、楽華からは愛閃と陸仙、各軍それぞれ2名が抜擢されて将軍へ昇格します。

彼らをまとめる若きプロジェクトリーダーの蒙恬と王賁は昌平君より指示された防衛拠点を地図上で確認し、プロジェクトの内容を言われずとも理解します。

キングダム801話考察!/一人ピンと来ていない信

蒙恬や王賁がプロジェクト内容を理解したと思われるシーンにおいて、一人だけ?マークがついている信。

本能型の信だし、頭の切れには期待していないので、期待通りのリアクションとも言えますね。

そんな信に与えられた軍容は6万の大軍と、羌瘣を将軍、楚水と渕さんを5千将に昇格させます。

そして飛信隊への命令は守りでは無く、韓を攻略せよとのもの。

弱小国の韓を滅ぼせば、失墜した秦の武威も回復するということで、大将軍の謄との連合軍によって、韓滅亡に向けて動きだすということになります。

信と違って頭がキレる蒙恬と王賁は与えられた土地の場所で韓攻略に向けて作戦を変えることを理解し、韓攻略に向けて動き出した秦に侵攻してくることが予想される趙や魏の攻撃に耐えることが自分の任務であることを理解していたところは流石ですね。

ここで801話は終了しましたので、三つ目の柱の内容は次回持越しとなりました。

そんな気になる次の最新話を予想した記事も作成してみましたので、お時間のある時に楽しんで頂けたらと思います。

>>気になる次回の最新話の予想内容はこちら

キングダム801話の事前予想 

これより先は801話が公開される前に、管理人が事前に内容を予想したものになります。

微妙にヒットした部分、大きく外した部分、まだまだ先の話になりそうな部分がありますので、予想内容に対して結果がどうだったかも見ながら楽しんでいただけたらと思います。

キングダム801話事前予想!/昌平君の三つの柱 その1_戸籍

民に戸籍を持たせるというのは最新話にて、その部分のみ昌平君の口から伝えられましたね。

戸籍と戦争改革にどの様な関係があるのか・・・

春秋時代に戸籍があったという明確な記録は無いようですが、兵力を表すものとしては洗車の数があった様です。

大国楚の次に広大な土地を持つ秦からすると、まだまだ人口は多く兵士の数が底を尽いた訳ではないと推測する昌平君が戸籍を設けて、正確な人口と兵士となる得る人数を把握したいと考えたのではないでしょうか。

キングダム801話事前予想!/昌平君の三つの柱 その2_軍令の改革

続いての柱として考えられるのが軍令の改革。

秦の人口を把握するだけでは何も戦争改革には繋がりませんので、設定する戸籍を最大限に活用して、どの地域にどの様な家族構成の人民がいるかを把握し、出兵できる年齢の家庭に対して、召集令状を出すことで常に一定の兵力を保つことが出来る徴兵令を発するのではないでしょうか。

また、兵士を確保しても戦う為に必要な武具を揃える為の資金も必要となるので、戸籍を利用して中華統一への軍事侵攻に必要な資金を秦の民から徴収するために税制改革を行うのではないかと予想しています。

キングダム801話事前予想!/昌平君の三つの柱 その3_情報戦

3つ目の柱は戦のあり方を変えるというもの。

戦は個の武力から軍の武力へ、軍武力のみならず策を用いるという流れが出来ており、その策を見事に使い切る天才李牧に対しては、軍に用いる策とは別の物が必要ということで、情報戦により軍を展開出来ない様な策も必要になることを説くのではないでしょうか。

秦は合従軍の時もそうですが、情報戦においては弱小国の韓よりも劣っている印象を受けましたが、それ以降、間者を使って情報をいち早く取り入れる様にしていることからも、情報が軍の策を超えることがあることに気付いたのではないでしょうか。

武人である昌平君にとっては、武人の誇りがあり、文官や間者に戦の主攻を任せるのに抵抗があったかもしれませんね。

キングダム801話事前予想!/昌平君と李斯による作戦会議

戦争改革が必要となったことで、作戦会議にも改革が必要となってきます。

これまでの合従軍戦や鄴攻略においては昌平君を筆頭に昌文君や介億、蒙毅との盤上での模擬戦により、戦い方を決めていましたが、三つの柱もあり、法家である李斯と戸籍や徴収令や税制改革に関する法の整備の依頼、そして李牧を陥れるための最大の楔となる間者を利用した戦い方に関する作戦会議が展開されるのではないでしょうか。

そうなると昌文君の役目が落ちてくるかもしれませんが、大王を想う熱い漢は、若き昌平君と李斯のバックアップ要因として、徹底的にサポート役に回り、左丞相の世代交代を考える様な気もしています。

キングダム801話事前予想!/馮却は昌平君の意見に賛同する?

800話で突如出てきた馮却(ふうきょう)。

秦が中華統一を果たした後も二世皇帝にも仕え、必要なことは進言してきた人物。

800話でもズバっと核心を突く一言で、生産性の無い会議を止めてくれましたね。

そんな馮却だからこそ、昌平君の戦略に対しても何かしらの発言を期待したいところです。

練りに練った昌平君の戦略なので、否定することは無いでしょうが、李斯と二人でより良い戦略にするための進言をしてくれるのでは無いかと予想しています。

というか、今後登場回数が増えることを期待しています。

キングダム801話事前予想!/趙攻略の新たな作戦は?

戦争改革ということで掲げた昌平君の三つの柱の1つである情報戦(←あくまで予想です)。

趙を滅ぼすためには、李牧と司馬尚という強大な敵を排除しないことには武力での攻略は難しく、軍の力とは別の謀略が必要となることも説きます。

その内容が配下として趙に放っている間者の姚賈を使って、李牧失墜を狙う郭開を利用するというもの。

ここにきて、前回郭開のもとで不穏な表情を見せた姚賈の伏線回収が始まるのでは無いかと予想しています。

キングダム801話事前予想!/趙攻略のキーマン姚賈が動き出す?

姚賈は過去に郭開の耳飾りが美しく、それを身に着ける郭開のセンスがイケていると郭開をおだてて上機嫌にさせるほどの褒め上手。

今回も郭開を木に登らせるほどにおだてて、郭開に忠誠を誓っていることを見せつつ、李牧の人気上昇により郭開が更迭されることを望んでいないと伝えて、郭開の心を鷲掴みにし、そうならない為にも何か策は無いかと?と郭開から相談を受ける様に仕向けるのではないでしょうか。

キングダム801話事前予想!/姚賈は郭開をどう利用する?

趙攻略のキーマンとなる姚賈が郭開をどう利用するかというと、李牧と司馬尚があまりに強すぎるため、秦としてはこの二人に軍を持たせたくないはず。

そこで姚賈はあまりにも強すぎる李牧と司馬尚を趙軍から切り離すために、郭開にあるデマを吹き込みます。

それは自分の知人が敗戦処理後の戦場にて、李牧と司馬尚が話し合いをしている内容が聞こえたというもの。

その内容が『暗君である趙王がいる限り、趙国に安寧の時は来ないので、2人で趙に巻き込まれない国を作ろう』というもの。

前回の二人の会話を聞き損ねたら、上記の様な話にならなくもないのでは無いかと・・・
(私の思い込みが強すぎますねw)

キングダム801話事前予想!/もう1つの作戦

趙攻略については情報戦による調略を進めますが、調略を焦ると相手に感づかれてしまうので、時間をかけて慎重に進める必要があります。

ただ、秦の国庫を開き人・金・物を中華統一費やせるのは15年という期間があるため、調略を行っている間に指を加えて待っている訳にはいきません。

そこで、趙攻略以外のもう1つの作戦として、韓攻略の準備を進めることを李斯が進言するのではないでしょうか。

キングダム801話事前予想!/信は咸陽に現れる?

大きな戦(イベント)の後になにかと信が咸陽に現れて、大王嬴政と会話するのもキングダムの楽しみの1つだと思っている管理人。

今回の番吾の戦いは大敗北に終わっているので、論功行賞は無いのは必至ですが、ひょこっと信が王宮に現れて今回の敗戦についての報告をすると共に、嬴政から昌平君の戦争改革に関する話を聞かされるのではないかと思っています。

ただ、次回は信と嬴政の会話までをコマに収めるのは難しいと思うので、ひょっこり信が『よっす!』と出てきて終わるのでは?という予想をしていたりします。

まとめ

以上、次のキングダム最新話となる801話についての考察説明と事前に行っていた予想について説明させていただきました。

気になる次回のヤングジャンプ販売予定日である7月3日です。

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